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迎え火

2020.07.12

③迎え火

 

精霊棚の準備が整ったら墓地へ行って自分の家の墓所の清掃を済ませて、夕方まで待つか、墓に行かない場合は自宅で待ちます。

そして先祖の霊が帰ってくるといわれる13日の夕方になったら迎え火のおがらを墓地や家の門前で焚いて、霊が迷わないように道を明るくして迎えます。

墓地で迎え火を焚くときは家族で墓参りをしてお供えをし、ロウソクに火を灯して線香をあげます。

そして、火のついたロウソクを盆提灯に移して家に持ち帰ります。

帰宅したら持ち帰ったロウソクを精霊棚の燭台にさして家族がそろって線香をあげます。

盆提灯や盆灯籠は霊が帰ってくる際の道しるべになるものといわれ、お盆の期間中ずっと仏前に飾っておく風習があります。

霊が家に戻ったらお供えを盛大に供えて供養します。

一般的には14日、15日の朝、昼、晩の3回精霊棚に食事を供え、お水もかえて線香をあげて合掌礼拝します。

牛と馬のお供え物は風習として、変えずに新しいものを段々足していくことになっています。

※水の子は、蓮の葉の上に、洗米とナス、キュウリをさいの目に切ったものを合わせたものです。

供養したり拝んだりする時、ミソハギの束の先をどんぶりの閼伽水(あかみず)につけて濡らし、水の子にパッパッとふりかけます。